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FMTOWNS ビデオカード比較
現在、ビデオカードというとビデオグラフィックアクセラレータ(VGA)カードのことを指しますが、FMTOWNSでいうところのビデオカードは「ビデオコンバート」「ビデオディジタイズ」「スーパーインポーズ」等の機能をもったカードを指します。
FMTOWNS用として発売されたビデオカードは以下の通りです。
ビデオカード(富士通 FMT−411)
初代FMTOWNSと同時発売のビデオカードです。後継モデルと差別化するために「ビデオカードT」などと呼ばれています。
コンポジットビデオ信号(NTSC方式)のみに対応し、入出力端子ともに黄色のRCAピンプラグとなっています。
「ビデオコンバート」「ビデオディジタイズ」「スーパーインポーズ」の機能を有します。
ビデオカードU(富士通)
S入出力とコンポジット入出力に対応した改良版ビデオカードです。
ただし、入出力ともに特殊な端子となっており、それぞれの信号専用アダプタを接続するようになっています。
何度かのマイナーチェンジにより、仕様が異なります。
各版の差異は下記のとおりとなっています。
FMT−412
S入出力とコンポジット入出力に対応した改良版ビデオカードです。
コンポジット入力でもビデオカードTより美しい画像が得られます。
FMT−412A
コンポジットビデオ出力が改善され、より美しい出力画像が得られます。
FMT−412B
基本性能はFMT−412Aと同等ですが、ハイレゾ画面を透過させることにより、ケーブルの繋ぎ変えを不要にしました。
ビデオカードV(富士通 FMT−418)
ビデオカードUの機能に加えて、フルカラー画面へのビデオディジタイズ、任意矩形領域へのディジタイズによる「ビデオ・イン・ウィンドウ」の機能を持ちます。
画質調整は電子ボリュームでソフト的に行うよう変更されていますので、ビデオカードスロットにこれらの信号腺を持たない初代〜5代目のTOWNSでは画質調整が行えません。
コンポーネントビデオキャプチャカード(富士通 FMT−419)
ソニー「ベータカムSP」やパナソニック「D1」などの業務用ビデオ機器に対応した高画質ビデオ入力専用カードです。
ビデオカードV相当の入力は全てサポートしています。
ビデオカードの見分け方
ビデオカードの見分け方を簡単に記載してみました。
ビデオカードT(FMT−411)
VIDEO−IN/OUTが通常のコンポジット端子になっている
ビデオカードU (FMT−412)
VIDEO−IN/OUTが専用端子で背面左からOUT/INの順
汎用コネクタがグレー
TOSHIBA TA8723Nチップが載っている
ビデオカードU(A) (FMT−412A)
基盤にFMT−412Aとシルク印刷されている
VIDEO−IN/OUTが専用端子で背面左からOUT/INの順
×汎用コネクタがホワイト
○汎用コネクタがホワイトのものとグレーのものがある
TOSHIBA TA8723Nチップが載っている
ビデオカードU(B) (FMT−412B)
VIDEO−IN/OUTが専用端子で背面左からIN/OUTの順
汎用コネクタがグレー
BRIGHT調整つまみの印刷が横書き
ビデオカードVと同様にomron G6H−2Fが3つ載っている
ビデオカードV (FMT−418)
一番左の端子の穴が埋められている(基盤上にコネクタがあるので拡張の予定があったのでしょうか?)
VIDEO−IN/OUTが専用端子で背面左からIN/OUTの順
画質調整用のつまみが無い
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